対象:省エネで飲み会を良い会にしたいと思っている人
飲み会に参加すると、意外と率先して話す人がおらず静かな飲み会になってしまう、ダラダラした飲み会になってしまうという経験はないでしょうか?そのような飲み会になると、上司から「あいつはつまらない」などとレッテルを貼られるリスクもあり、そのようなリスクは避けたいです。ただ、そこで場を盛り上げるようなゲーム、ネタを仕込むの面倒くさい、そこまでしたくない、楽してそこそこの飲み会を成立させたい人向けの記事です。
上司を楽しませればOKと諦める
周囲が飲み会に対して乗り気でなければ、何をしても楽しくない飲み会になります。バツが悪いことに上司はノリノリとなれば最悪です。その場合、あきらめて上司が楽しかったと思って帰ればOKと覚悟を決めることです。修行と思って諦めましょう。
そこで飲み会が楽しかった、面白かったと思ってもらえれば、その飲み会は成立し、明日からの上司の評価は多少変わってくるかもしれません。参加したくない飲み会に参加させられ、時間も取られ、最悪な時間を過ごすし、評価もマイナスなんてことは避けたいものです。せめてプラスにもっていけるよう、上司を楽しませるということだけに集中し、明日の評価プラス、強いて言えば希望部署への移動の礎、次のボーナスプラス査定のための思うようにしましょう。
上司に話させる
まずは自分のマインドを上記のようにセットします。ただし、その上で事前に準備をしたり、何かしらを仕込むのは面倒ですから、省エネでこの難題を突破します。その最も簡単な方法は上司に話させるということです。全員に該当することではありませんが、年次が上がったり、序列が上がったりすると何新しいことを知りたいという欲求より、何かを伝えたい、話したいと思うようになる傾向が強いようです。つまり、上司はそういう人種であると一旦諦め、上司に話させる、上司の話す時間、回数が多ければ「今日は良かった」と思って帰ってもらえるはずです。
上司に話させるには、こちらから質問をぶつけることです。その質問に意味があるか?自分が知りたいことか?なんてことは一切関係ありません。相手が話したいことを質問するのです。下記がその質問例です。
・どうして今の会社に入ったんですか?
・今まで一番きつかった/大変だった仕事はなんですか?
・〇〇さんが新人だったころどうだったんですか?
・今の仕事辞めようと思ったこととかないんですか?
質問のポイントは2つです。1つはオープンクエスチョンにすることです。オープンクエスチョンは質問に対してYes or Noのように2択で回答できるものではなく、自由に回答できる質問です。Yes or Noで回答してもらうとそれで相手のターンが終わってしまうため、またこちらにターンが戻ってしまい、質問を追加しないといけません。そのため、できる限りオープンクエスチョンをぶつけます。
2つ目のポイントは、上司の過去についての質問です。悲しいかな、人は自分の経験や実績などは話したがる性分のようです。特に仕事について一定の経験を持っている上司などはその典型でしょう。
そのため、過去の仕事の実績、経験などを質問すると意気揚々と話をし始めます。「俺の若い時は」「俺の時代は」なんてフレーズがでたら、聞く側は非常につまらない話ですが、向こうは話したいスイッチが入った状態になるため、むしろ「しめしめ」と思って話させておきましょう。このように相手に話させることを意識して質問をぶつけていきます。
否定せず、褒める、更に話させる
質問をうまくぶつけていけば、勝手に話してくれるためそのまま話させていけばOKです。またワンセッション終わると自分のターンが来てしまいます。その際、大事なことは決して否定せず相手の話したことに肯定的な返しをします。例えば使えるフレーズが、
・すごい時代ですね
・勉強になります
・今だと考えれないですが、普通にすごいと思います
・〇〇さんがいてこその今があるんですね
すごい、勉強になる、さすがです、等の基本的な褒めフレーズを入れておけばOKです。上司になり、年次も上がるとと褒められる回数が減っていきます。上司の更に上司、先輩は人数も減りますし、他の会社の営業担当等と直接折衝する回数も減るからです。そうなると自然と褒められる回数は減り、褒められる機会を欲してくるようになります。
そこで、相手の回答を1度褒め、そこから更に質問を掘ります。例えば、下記のような質問です。
・もう少し詳しく教えてください!
・そのあとどうなったんですか?
・〇〇さんにそんなことを教えてくれた当時の〇〇部長はどんな人だったんですか?
というような深掘りをするポイントを見つけ更に話をさせます。このループを繰り返せば2時間くらいはなんとか耐えられます。
プラベートな質問はすべきか?
他に、プライベートの趣味、例えば釣り、愛犬家、筋トレ・・・・などそのあたりを突いても良いのですが、自分もそこに対しての知識や経験がないと話がふくらまず相手も乗ってこないため、自分が理解できる、共通の趣味があるという場合はプライベートにも話を持っていっても良いです。
そのため共通の趣味等がない場合は、お互いの共通項である仕事、会社に話を絞ったほうが無難と言えます。むしろ飲み会の場でも仕事のことを聞いてきた仕事熱心なやつという印象を抱かせることもできる可能性もあり、2時間等の時間制限があるような飲み会であればそこに絞っていきましょう。
行きたくない飲み会で、仕込みも準備もなく、なんとか乗り切ろうと思った場合には是非参考にしてください。基本は相手に話させるというを意識しておきましょう