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飲み会のマナー (基本編/最低限のマナー)

飲み会に参加することになった、参加することになってしまったという方で、友人同士の飲み会でもなく、気を使う会社の人がいる飲み会でどうしたら良いのか?マナーは?と思っている方に読んで頂きたい内容です。飲み会のマナー、特にビジネスマナーは多岐にわたります。今回はまずは最低限これだけはやっておけばなんとかなるということを掻い摘んで解説します。

抑えるべきポイントは最低限5つを守っていればなんとかなります。飲み会慣れしている方からすれば当たり前のことかもしれませんが、まずはこれだけしっかりやりましょう。

目次

座る席

 飲み会の席にも、上座下座というものが存在します。その由来やタクシーの場合など、細かいことは飛ばして飲み会のことだけ説明します。基本的に覚えておくことは【偉い人が奥】ということです。奥というのうは、店の入口から1番遠い席とおぼえてください。上司や先輩と同時に店に入った際には、奥の席を案内し、先に店に入った場合は上座の逆である下座、つまり入り口に一番近い席に自分が座って上司や先輩の到着を待ちます。また店の構造が複雑だったり、上座がわかりにくいときは、上司ですら「ここが上座だ」と自信をもって指させる人は滅多にいないため、多少の前後はOKですし、本当にわからない場合は「どうぞ奥へ」と一言をかけて上司や先輩に勝手に選んで座ってもらいましょう。

 ただし、送別会や誕生日会など、主役が存在する場合、主役が席の最も奥ではなく席の中心でみんなに話しかけやすい席を案内しましょう。また人によってはタバコを吸いに行きたい、トイレが近いという理由で下座を好む人もいます。そのようなイレギュラーがある際は大抵自分からここが良いと言い出しますが、それを勝手に想定して上司に下座を案内するのはやめましょう。基本は上座、奥へ案内をします。

お店への配慮

 お店への配慮は絶対的なマナーではありません。しかし、お店への配慮を欠かさないことで、上司からの見る目や、お店からの対応も変わってくるためしっかり配慮をしましょう。では具体的にはどうするか?最低限やるべきことは店員さんにもしっかり敬語で丁寧に話しかけるということです。稀に店員さんに横柄な方もいますが、それは絶対にNGでオーダーの際も「オーダーお願いします」「唐揚げとサラダをお願いします」とか、お料理がきたら「ありがとうございます」など丁寧な対応を意識しましょう。

 また、飲み会の席で行うことは2つです。1つはオーダーを取る、もう1つはお皿をまとめるということです。1つめのオーダーを取るですが、メニューがタッチパネル形式なら、パネルを操作しみなさんのオーダーを打ち込みましょう。店員さんに依頼をする形式の場合は、他のかたのオーダーをまとめて店員さんに注文をしましょう。その際、気の利く方だとメモとペンを持参し、店員さんにメモごと渡すという対応もオーダーをスムースになり、1つ上の気配りと言えます(お店によるので事前リサーチ必要)。

 2つめの皿をまとめる、ですが、食べ終わったお皿はテーブルの隅(自分の前)に避けておきます。また、1人1人小皿で提供される場合の料理で食べ終わった方がいたら重ねて隅に集めておきます。店員さんが持っていきやすくなるだけでなく、参加者から気の利く人だという印象を持ってもらえる可能性もあります。

 このように簡単なことではありますが、お店にも配慮をすることで飲み会の進行をスムースにすることができます。

料理の向きと取り分け

 提供された料理についてですが、1人1人小皿提供の場合は特に気を配る必要はありませんが、大皿の場合はそうはいきません。まず店員さんも気を配ってくれるはずですが、料理にも表と裏があり、上司のほうに料理の面を向けるようにします。刺し身の盛り合わせの場合、つまがある側が裏、刺し身があるほうが表、肉料理で野菜の付け合せがある場合、野菜側が裏、肉側が表です。これも1つ飲み会のマナーといえます。

 また大皿の場合は、率先して取り分けをしましょう。その際注意するのは、残さないということです。特にスタート時のサラダにありがちなのですが、人数分取り分けたときに、少しだけ残ってしまう場合、その際、日本人的な発送で最後の1口を誰が食べるか?と遠慮してサラダがずっと残るケースがあります。そのならないようできる限り最初の取り分けでで大皿を空にしましょう。取り分けるときは給食当番になったつもりで粛々とやっていきましょう。

相手のグラス

 飲み会で最も面倒で、ダルく、忘れがち配慮がグラスへの気配りです。正直、最初の席次を間違えずグラスさえ気にしていれば飲み会のマナーは8割成功と言っても過言ではありません。大事なことは上司や先輩のグラスが減ってきたら(残り1口か2口分くらい)になったらすかさず【何か飲まれますか?】と声をかけメニューを渡すか、タッチパネルを用意しましょう。基本的にこれだけです。むしろこれができるようになればおおよそ飲み会はOKです。最も丁寧な気配りだと、グラスが水滴で濡れてきたらグラスの交換をお願いするなどもありますが、まずは中身があるかないかだけを意識するようにしましょう。

お酒を注ぐ(注がれる)

 飲み会でお酒を注ぐ、注がれるというシーンが発生するケースがあります。まず自分でお店やオーダーを手配できるなら、お酒を注ぐシーンを極力回避するのが無難です。瓶ビールを頼んで注ぐとか、熱燗を注ぐというのはだるすぎます。

 お酒別の注ぎ方はまた別で解説しますが、覚えておくことは目上の人から順に注ぐということと、ビールの場合はラベルを上に向けるということです。注ぐ順番は目上の人から注いでください。ただし人数が多く上司までの席が遠い場合は、立ち上がって横まで行く必要はありません。その場合近くの人がやってくれます。また注ぐ際、ラベルを上に向けます。理由はよく分かりませんが、要はあなたの飲むビールのメーカーはこれですよ!的なことが分かればOKです。泡の量とかは一旦気にせずOKです。

 熱燗の場合は片手で口を持って、片手で注ぐのが本来のマナーのようですが、こぼしたり、熱かったりする場合はおしぼりを持ってもうかたほうの手を添えても大丈夫です。

 お酒を注がれる際にはビールも日本酒も両手で片方の手でグラスを持ち、片方の手で底を支えて注いでもらいます。最悪なのは片手で受ける、グラスを持ち上げないということなのでそれ以外でしたらOKくらいで覚えておけば良いです。ワインは逆にグラスを持ち上げては行けないというのがマナーですが、飲み会のマナーがよくわからないうちはワインは最初からグラスで頼みましょう。

以上最低限と言ってもやるべきことが多く、もううんざりと思った人もいるかと思います。覚えておくことを下記にまとめると

・上司は奥に座らせる

・上司のグラスは空にしない

最悪これだけやりましょう。上司と1対1なら全てやる必要がありますが、上司と先輩と自分というシーンなら先輩も上司に気を配って色々やってくれますから、1人で全部できなくても先輩の助けを得ながら進ましょう。

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