対象:飲み会に新人や若手を誘ったが何も動いていくれないと思った先輩
普段は、飲み会に参加することになってしまった若手、新人を対象にブログを書いていますが、今回は新人や若手と上司の間にいる先輩向けのブログになります。特に、飲み会に新人や若手を連れて行ってグラスを気にしない、皿をまとめないなどと新人が動かない様を見て「おいおい・・」と思った先輩向けの内容です。そう思ったときの対処法などを紹介します。
なぜ新人は飲み会で動かないのか?
理由は非常にシンプルでどちらかしかありません。1つ目は飲み会に来たくなかった、2つ目は飲み会の作法を知らない。このどちらかです。
後者は、単に知らないだけですから、ムッとせずに丁寧に教えてあげましょう。教えるのが面倒であればとりあえずこれを読んでおけと、私のブログを紹介してあげてください。
ただ私の経験上ですが、理由の8割とは言いませんが、高い確率で前者の「本当は行きたくない」が本音であるケースが多いようです。それを分解していくと、そもそも酒が嫌い、定時で帰りたい、お金がない・・・など様々ですが、基本は行きたくないというのが本音としてあるようです。
そのため、そもそもが来たくないのに無理やり参加してくれているということを意識、自覚しておきましょう。
新人が動かないときにやってはいけないこと
怒る/叱る
これは最もやっていはいけないことです。新人は本当は来たくないと思っていたり、純粋に作法を知らなかったりするのにも関わらず、急に怒られたり、叱られたりすれば今後飲み会に来ることが嫌になり、将来的に重要な接待の席にも同席しないとか、飲み会に残業代は出ますか?と言い出すかもしれません。飲み会を業務とするかの議論はさており、飲み会に対してトラウマを植え付けてはいけません。そのため決して頭ごなしに怒ったり、叱ったりすることはやめましょう。
俺たちの時代は〜
これも良くありますが、新人や特に分かい世代からすると、先輩や上司が言う「俺たちの時代」には全く興味はありません。そんな過去の話持ち出されても今は時代が違いますからと綺麗にカウンターで論破されて終わりです。更に、そのような話をすると「老害」とレッテルを貼られる可能性もあります。昔はこうだったと自分の失態や失敗を語り後輩を励ますという場面ならまだしも、そのような意図的に昔を持ち出す場合以外では「俺たちの時代は〜」という枕詞から始まる話し方は一切やめましょう。
性別による差をつける
これも最近はほとんどなくなりましたし、無くならないといけないことですが、男性上司の横に女性社員を座らせる、お酌をさせる、男性社員に一発芸を強要する・・・というような時代錯誤的なことは絶対にやってはいけません。飲み会にトラウマを植え付けるだけでなく、あなたに対する評価も最悪になるし、場合によってはセクハラ、パワハラ、モラハラ、アルハラ・・・などなんらかのハラスメントで訴えられる可能性もあります。男女的にこれはOKかNGか?と悩むようなことは避けましょう。
動かない新人が来たとき気をつけること:自分が最上席
新人が飲み会で動かないとき、自分自身が最も上席に当たる場合は、まず動かないとしても許してあげましょう。むしろ、来ていただいてありがとうございます、そしてお時間をいただき申し訳ございませんでした!くらいの精神で挑みましょう。後輩と仲が良くてもそれは仕事の場、もっと言えばオフィスの敷地内だけ、くらいの感覚でいたほうが無難です。そのため、誘い方もあるかと思いますが無理強いせず、相手からの誘いを待つか、空気を読んで誘いましょう。
そのうえで、新人様が飲み会に来ていただいたとしたら、動かずとも文句は一切言わず、サラダくらい自分で取り分けて、グラスが空になれば自分でオーダーしましょう。ただし、それだけだと、その新人が他の先輩や上司に誘われた際、このブログを読んで寛大な気持ちになっている先輩や上司なら良いですが、そうでないと反感を買ったり怒られたりとますます飲み会を嫌煙していまいます。また外部の方との飲み会でも恥をかいたり、仕事上の不利を作ってしまう可能性があります。 そこで、やはり先輩としては飲み会の作法を教えておくべきであるとは思います、その際注意すのは「この場で俺にはしなくて良いから、本当はこうなんだぞ?」と一言添えてあげることが大事です。あくまで今日は無礼講であり、作法を念のため教えておくくらいにしましょう。多少でも飲み会に対するアレルギーを解消できたらOKです。
動かない新人が来たとき気をつけること:上司がいる
面倒なケースとしては上司がいるシーンです、厳しい上司ですとそのようなシーンでの立ち振舞を見ていることもありますし、もっと言えば先輩や中間管理職の指導を疑う人もいます(過去1人だけいました・・・)。そのような場合、新人が飲み会で動いてないと自分自身も被害を被る可能性もあり、新人の立ち振舞にも気を配らないといけません。
そのようなケースでは、先に自分で率先してやるか、入店前に役割分担をしておくと良いです。特に役割分担については、一番簡単なところで、やっているように見えるところを分担すると良いです。特に簡単なのは上司のグラスを気にさせるというところです。上司との折衝頻度も高まり、それっぽく動いているように見えるためここを任せるのはおすすめです。
ただし、そこだけ気にしすぎてすかさず、何飲まれますか!!と元気よく声掛け・・・発声するモンスター大型新人も時々現れます。やる気の空回りです。その場合は、なんらか合図を決め置くか、皿の回収、とりわけくらいの役割にしておきましょう。
普段は新人、若手向けの内容を書いていますが、先輩は先輩として飲み会で新人を気にしながらというのは大事なことだと思います。難しいですが、自分も若い時そうだったな〜と寛大な気持ちで教えてあげましょう。